原作厨と実写化の話
どうも、元原作厨です!!!
今日も今日とて課題がやばい!!
小さいころから好きな漫画や小説が実写化、アニメ化されるたびに
「原作とストーリー構成がちがう」とか
「〇〇ちゃんのキャストは絶対××さんじゃない」とか
文句ば~~~~~っかし言ってきました
「なんで中津関西弁じゃないの」
「イケメンしか入れないって何?非モテ集団設定どこ行ったの?」
「ひばりさまがロイヤルじゃない」
「原秋葉はなんで女なの?」
「中津は瑞稀の入浴中にお風呂場侵入するような失礼な奴でもないし度胸もない」
って言ってた
ちなみにうちの姉は最初
「中津と佐野キャスト逆ちゃう?斗真くん北海道出身やし」
と言っていた クソ姉妹やんけ
言いがかりすぎる っていうか佐野は方言で話さないし
その後「メイちゃんの執事」「金田一少年の事件簿*2」などあらゆる漫画作品の実写化に文句を垂れ続け、中学入学前後でアニメオタクになってからはもっと酷くなり、すごくウザい消費者へと育ちました。逆にアニメ化前から好きだったライトノベルのキャスティングがめちゃくちゃ思い通りだったときは狂喜乱舞した。
そんな私の原作厨ぶりが丸くなったきっかけが、高校時代熱狂した「秘密 -トップ・シークレット-」の実写化。
ずっと実写化してほしいと大騒ぎし続け、でもふさわしいキャストいなくない?容姿については妥協してでも実写化してほしい!と友人と話していた作品だった。
なんてったってメイン登場人物には少女と見紛う美貌の身長163cmの三十路警視正(男)がいる。しかし内面は頭脳明晰、完璧主義者で自分にも他人にも厳しく、ヒステリック気味でまさに鬼。これを100%そのまま演じられる俳優がいるか?いねーよ!!
結局その薪警視正役にはジャニーズが誇る演技派生田斗真氏が抜擢され、友人は「違うんだよなぁ…」と文句を言っていたが*3、私は大満足だった。少女然とはしていないにしろ美貌の人であることには間違いないし、演技力も申し分ない。共演の岡田将生との身長差もそこそこあるし、っていうか顔面が強すぎるし、顔がいい。
この実写映画化が決まった時、私はすでに17か18になっていて、この漫画の描写や設定が倫理的にギリギリだってことくらいわかっていた。映像化するってなったら多分削られるところもあるし、映像として世に出せない話もあるんじゃないかなって思っていた。
どの事件(サスペンスだから事件ごとにカウントする)を映像化するのか、尺的に、エピソード的に、インパクトがあるのは、と色々考えるのも楽しかったし、同時に削られるのはどこだろう、ここの設定は変わるかもしれないな、と色んなパターンを自分で考えるのも、この演出映像だとどうやって表現するんだろう!って想像するのもぜんぶ面白かった。確か実写化が発表されてから公開まで1年半くらいあったのかな?その間にいっぱい考えて覚悟ができたのがすごく良かったんだと思う。
あと確かその間に、どこぞの外国の映画賞には改編部門みたいなのがあって、原作通りやるだけがメディアミックスではないとかのツイートを見たのも大きかったかな?全然内容覚えてないけど。
で、その1年半たくさん期待して観た「秘密 -トップ・シークレット-」がどんだけよかったかといいますとね……
まぁ、普通に良かったかな…って感じ………
結構設定が難しいので、映画しか観てない人にも伝わりやすいようにとうまく再構成されていたと思いますし、映画をきっかけに原作に手だしてくれる人がいたら嬉しいから色んな人におすすめしまくりました。まぁ実際行ってくれた人いないんですけどね。友達少ないから。だから原作知らない人でも設定がわかるのかは謎。私は原作の記憶があるので。
もちろん「そのキャラクター要った?」とか「ここのシーンに尺割くくらいならもっと丁寧に描いてほしいとこあったなぁ」とかあったし、原作ファン的に削ってほしくないとこが削られていたりもありましたけど、まぁ2時間だし、扱える事件は尺的に1件だけだし、っていうかそんなに文句言うなら脳内で「わたしがかんがえたかんぺきなえいがとっぷしーくれっと」の上映会やっとけ!って話だし(暴論)
何よりも、大好きなこの作品の世界を実写の映像という形で摂取することができて私はハッピーだったな!っていうのが一番の感想です。
衣装が素敵で感激したり*4、椎名桔平さんの演技*5がめちゃくちゃよくて3年経った今も頭から離れなかったり、あと冷凍された松坂桃李がめちゃくちゃシュール*6だったこととか、ぜんぶ映画化しなかったら得られなかった感動だから、映画化してくれてありがとう!って感じです。それぞれについて書きたいことあるけど本筋と違うから脚注で補足します!興味ある人は読んでね!!(脚注の使い方が盛大に間違ってる)
こうして無事原作厨から良改編に寛容な原作ファンになった私はその2年後に同じく高校時代に熱狂した漫画「累-かさね-」の実写映画化を経験し、すっかり丸くなった。
もちろんこっちも多少「ここはこうしたほうが…」ってポイントはあったけれど、おおむね満足。
原作1~4巻に相当する「ニナ編」をうまく2時間にまとめ上げ、なおかつニナ役の土屋太鳳さんの特技のダンスの見せ場をがっつり設けたり、かさね役の芳根京子さんの演技力のすさまじさを見せつけてくれたりと、本当に「映画化してくれてありがとう!」となった。芳根京子さんのこと全然知らなかったけど、今後もし興味ある映画に出演してらしたりしたら映画館へ行く決め手になるかもな、くらいいい女優さんだなって印象に残りました。まぁでも続編はないんだろうな……って。
さて、これで何が言いたいかと言うとね、実写化は結構うれしいたのしいってことです。(急にとらちゅーぶの宮近さんの総評*7みたいになるやん…)
漫画作品の実写化が発表されると、原作ファンからの「しないでほしかった」「キャストのイメージが違う」なんて声が挙がるのは定番です。
前述の通り私だってそう言ってた時代がありますし、「イチャモンやんけ」なんて言ったけど本気でキャストやタイトルロゴが嫌だったこともありますから、そういう気持ちはわかります。
でも
「あのシーンを映像化したらどんな風になるんだろう!」
「〇〇役の俳優の××さんはどんな風に演じてくれるんだろう!」
って考えるのも結構楽しいですよ!
って話です。
最後に
「丸くなった」とか「元原作厨」とまで言ったんですけど、私が原作厨大爆発している作品がいくつかあります。
パッと出てくるのはこの2作です。
もしかしたら今後別の好き作品が実写化決まったら大爆発する恐れもある。
この2作、どちらも実写化済みなんですけど、しかもジャニーズで実写化したこともあるんですけど、まだ全然観てないんですよね。
原作の設定が好きすぎて好きすぎてこじらせてあれこれ言い訳してタイミングを逃し続けてます。時かけに関してはアニメも観てないです。原作小説厨だよ。
だから今後視聴前の原作に対する思いの丈と視聴後の感想をどっちもブログにする…みたいなことをやりたいなって思ってます。夏休みにね、やりたいなって。
まぁわたし試験あるから夏休みすっごい先なんですけど
ポータブルDVDプレイヤー買って勉強しながら観ようかな……
じゃあ課題に戻りますね
あとブログタイトルがめっちゃ考えに考えたわりに語呂が悪いから変えたい
*1:主に第1シーズン
*2:3代目と4代目
*3:ちなみに彼女は2000年前後のhydeさんがめちゃくちゃ演技力があったら……と言っていた。タイムマシンかアポトキシンかアイドリームの開発を待ってくれ
*4:主人公たちは警察なのでスーツなんだけど、近未来設定だからちょっと変形スーツを着てる。それがめちゃくちゃカッコよくてツボだった。たまたま読んだインタビューで、衣装の襟がめちゃくちゃ詰まってることにちゃんと意味があってグッときた。
*5:私が好きだったのは椎名さん演じる露口が泣くところ。涙が出るまでの表情の遷移も、表情も、あとそのシーンのカメラワークも、全部好きです。
*6:ここマジでなんで松坂桃李を冷凍したのか本当に理解不能だし多分全原作読者がツッコミ入れただろうけど、面白かったから何でもいいです!!冷凍保存された松坂桃李が見られるのは映画「秘密 -トップ・シークレット-」だけ!!!
*7:YouTubeのジャニーズJr.チャンネルのTravis Japanの動画(Travis Japan【木曜更新】 - YouTube)では毎回リーダーの宮近くんが「総評」を言ってくれる。